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新しいNISAに関する7つの誤解

  • 佐藤篤
  • 2023年6月9日
  • 読了時間: 2分

先日ラジオを流していたところ、「新しいNISAに関する7つの誤解」というテーマで大江英樹氏が解説されておりました。


新NISAについて「枠が大きくなり、期限もなくなって、使いやすい制度になりそうだ」という程度の理解しかなかった私にとって、とても参考になった解説でしたので、radikoのタイムフリーで聴き直し、まとめてみました。

特に「枠」に関する部分は誤解が多そうなので、新NISA利用予定の場合は気を付けたいところです。


(誤解1)積立投資は年間120万円までしかできない。

(正)成長投資枠の240万円/年も積立に利用してOK


(誤解2)株式等が値上がりして売却した場合、売却額で翌年に枠が復活する。

(正)取得価額で枠が復活する。例えば800万円で取得した株を1000万円で売却した場合、翌年復活する枠は1000万円ではなく800万円。


(誤解3)売却により空いた枠は翌年丸々使える。

(正)年間取得枠はあくまで360万円までなので、必ずしも丸々使えるわけではない。


(誤解4)取得と売却を繰り返して非課税で短期売買ができる。

(正)枠が復活するのは翌年なので、短期売買は出来ない。


(誤解5)今年(2023年)現行NISAで株式等を取得すると、新NISAの生涯限度枠1800万円から控除される。

(正)現行のNISAと新NISAは全く別の制度なので、今年(2023年)に株式等を取得しても枠から引かれることはない。


(誤解6)現行NISAを新NISAに移すことができる。

(正)できない。移すためには一旦売却しなければならない。


(誤解7)新NISAは金持ち優遇

(正)資産所得倍増プランの一つとして出てきた制度であり、中間所得層がターゲット。低所得層には枠が大きすぎる一方、富裕層には枠が小さすぎる。

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