クラウドストレージの活用
- 佐藤篤
- 2021年3月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年7月9日
「会計監査ジャーナル」には「公認会計士が知っておくべきテクノロジー用語」という記事が定期的に掲載されています。その記事はIoTやDXといった最近のテクノロジー関連用語をわかりやすく解説してくれているのですが、その記事の2021年2月号がクラウドコンピューティングに関する説明でした。
クラウドコンピューティングには弊事務所のような個人事務所も多くの恩恵を受けております。
特にクラウドストレージについては、Microsoft 365の契約に含まれているOneDriveを使用しているのですが、業務関連データを全てOneDriveに保存することで自然と業務用PCの内部記憶装置に保存することがなくなりました。
またOneDriveではファイル・フォルダ単位での共有設定が行えるため、メールでいちいちパスワード設定してデータを送受信することもなくなり、セキュリティ面での安心感が高まりました。
一方でOneDriveの使用可能容量は1TBに設定されています。
私はOneDriveには動画や画像は一切保存していないのでまだまだ容量には余裕があるのですが、動画や画像をたくさん保存されている方は容量の心配があるかと思います。
その場合の対応として便利そうなクラウドストレージサービスを、その道(?)に詳しい方が教えて下さいました。
それはAmazonウェブサービス(AWS)のS3 Glacierというストレージサービスです。
これは月々の運用コストは非常に安いけれども、その代わり引き出す際に結構な時間(4~5時間)を要するという特徴があるサービスです。コスト的には月あたり0.005USD/GBで、1ドル105円として50GB保存する場合、1か月当たり約27円程度で済む計算になり、非常に安価で運用することが可能となっています。
データの中には頻繁に利用するものと、滅多に使わないけど保存しておきたいデータとがありますが、AWSのS3 Glacierは後者のタイプのデータを保存するのに良さそうです。
お使いのクラウドサービスの容量が制限に届きそうな時に、所謂”使える”サービスだと思いますので、この記事で共有したいと思います。
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