お勧め本のメモ書き~「企業会計」2024年4月号~
- 佐藤篤
- 2024年5月17日
- 読了時間: 2分
「企業会計」2024年4月号の特集「経理のリスキリング」の「座談会 IR・内部監査・経営企画の経理出身者が語る経理から広がるキャリア」を読みました。
4人の方々による座談会記事なのですが、皆さんそれぞれ通り一遍ではないキャリアを歩んでおられ、そのためか「なるほど」と思わされる話も少なくなく、面白く読んだ次第です。
その中で、各参加者のお勧め本が紹介されていました。
3月決算監査の仕事も一山越え、何か勉強しようと思っていたところだったので、各人のお勧めコメント含め、ここにメモ書きしておきたいと思います。
「ストーリーとしての競争戦略」(楠木健)
戦略は長いストーリーとして面白く語れるものが実際にも優れているという話を、実例を踏まえて解説しているところが好き。(浅野直氏)
「ビジョナリーカンパニー」(ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス)
アメリカの実証研究で企業理念がいかに大切かということを学ぶことができ、とても勉強になった。(浅野直氏)
「稲盛和夫の実学」(稲盛和夫)
経理として会計を専門としない人にどのように向き合うかを考える上で勉強になる本(浅野直氏)
『「管理会計の基本」が全てわかる本』(金子智朗)
要点が整理されていて、今まで分かっていたと思っていたことが改めて理解できる本(熊谷太郎氏)
『「具体⇄抽象」トレーニング』(細谷功)
具体化と抽象化という視点で、様々な事象からどのような思考をすれば良いのかが書かれており、コミュニケーションをとる際や、物事を考える際に非常に役立つのではないか(熊谷太郎氏)
感想
上記の本の中で私が読んだことがあるのは「ビジョナリーカンパニー」だけです。
随分昔で内容も忘れてしまいましたが、面白く読んだことだけは覚えています。
楠木健氏については、別の著作で著者本人参加の読書会に行ったことがあります。
様々な質問が参加者から出るのですが、即座に淀みなく次々答えていくのには感心させられました。でも「ストーリーとしての競争戦略」は未読です。
個人的には、原価計算好き、思考好きとして、熊谷氏がお勧めしている2冊が気になっています。もうすぐやってくる梅雨時の引き籠り(?)対策に読んでみようと思います。
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