「水」に関する話題,No-wash movement等~最近の語学学習に関連して~
- 佐藤篤
- 2月25日
- 読了時間: 2分
久々に、語学学習に関連したネタです。
NHK出版から発売されている季刊の「杉田敏の現代ビジネス英語」をかれこれ5年弱続けています。
以前、杉田先生のインタビューで、ネタは米国の新聞やTVニュースから探しているとのことで、そうすると必然的にテキストにはその時々の時代性が反映されることになります。
発刊当初からしばらくはコロナ・パンデミック関連のネタが多かったのですが、今ではその影響も小さくなっています。
その代わり、というほどではないのですが、最近は「水」関連ネタがちょくちょく出てくるな、という印象です。
逆の言い方をすれば、米国の大手メディアで水関連の話題がよく出てきているということなのでしょう。
少し前の号では、シカゴのスカイスクレイパーを利用した水耕栽培が取り上げられていました。
水耕栽培は水を大量消費するのかと思いきや、再利用が可能で、むしろ水使用量を節約できるのだそうです。
生鮮食品価格が高騰している日本でも、すでに同じような試みが行われているのかも知れません。
そして、2024年秋号では、水関連の話題に1Lesson割り当てられていました。
主な内容としては、降水量の減少や温暖化による蒸発量の減少で乾燥地帯がますます乾燥する事態になっていることや、先般日本でも話題になっていたPFAS等による水道水の汚染についてなのですが、一つ驚くべきムーブメントも併せて紹介されていました。
それは、服を「洗わない」運動(No-wash movement)で、その名の通り、洗濯頻度を極限まで減らして水の消費量を節約しようとするトレンドなのだそうです。
環境への意識が高い人々の間でのムーブメントという面もあるのかもしれませんが、高インフレによる生活費の高騰や在宅勤務の普及、上述の乾燥化の進展等の影響もありそうだな、と思っています。
高温多湿地帯で暮らす我々日本人にとって、俄かには信じられない話で、唯々感心?させられます。
杉田先生の英語テキストからは離れるのですが、服と言えば、最近の服は造りがショボいのでむやみに断捨離するな、買うなら古着の方がむしろ長持ちする、という話題を目にしました。
確かに昔の服は丈夫に作られている実感があって、先日引退させたジーンズは20年以上穴も開かずに履き通せましたし、30年弱前に手に入れたフリースウェアは、今でも部屋着として活躍しています。
食品類も年々サイズが小さくなったり、美味しくなくなったりしているし、生活の様々な場面で品質劣化が進んでいるなあと寂しくなる今日この頃です。
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